【ブロックチェーンって何?】今更聞けない?ブロックチェーンとは?

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・ブロックチェーンとは?

情報を暗号化し一本の鎖状に繋げて取引履歴を残すことにより、データの改竄が困難なネットワークを生成する技術をブロックチェーン技術(分散型台帳技術)と呼びます。世界中のコンピュータ同士で分散的にデータを記録、共有されているため改竄が困難となっており、セキュリティーが確保されているのがブロックチェーンの強みになります。

現代のネットワークは中央集権型ネットワークと呼ばれており、「GAFAM(Google,Amazon,Facebook,Apple,Microsoft)」と呼ばれる世界で圧倒的な力を持つ企業が中心となってサービスを運営しており、ユーザー個人のデータを管理していましたが、Web3.0(ブロックチェーン)は世界中のネットワークにより分散的に管理されている、情報の改竄ができないセキュリティの確保されたネットワークとなります。

GAFAMの次の時代」と表現されることもあるようです。ブロックチェーンを活用することによって、中央集権型のデメリットである機密性やセキュリティ、災害時リスクに対する最善の対策ができます。

JBA(日本ブロックチェーン協会)が公表した定義は以下になります。
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ブロックチェーンの定義 1
ビザンチン障害を含む不特定多数のノードを用い、時間の経過とともにその時点の合意が覆る確率が0へ収束するプロトコル、またはその実装をブロックチェーンと呼ぶ。

ブロックチェーンの定義 2
電子署名とハッシュポインタを使用し改竄検出が容易なデータ構造を持ち、且つ、当該データをネットワーク上に分散する多数のノードに保持させることで、高可用性及びデータ同一性等を実現する技術を広義のブロックチェーンと呼ぶ。
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参照URL:https://jba-web.jp/news/642

ブロックチェーンとは世界中のネットワークにより分散的に管理されている、情報の改竄ができないセキュリティの確保されたネットワークになります。

​​・ブロックチェーンのメリットとデメリット

ブロックチェーンのメリット

【情報の改竄の防止】
ブロックチェーンを使用する上でのメリットは分散型台帳と呼ばれるだけあり、情報の改竄の防止に優れています。
もし1つの情報が改竄されてしまってもブロックチェーン上で世界中のネットワークで分散的に保存されているため改竄箇所が明確になります。

【システムダウンが極めて発生しづらい】
ブロックチェーンは中央集権型のネットワークと異なり集約したデータベースを持っていません。
分散的に管理されているため、いくつかのノードが突然停止した場合でもシステムダウンやデータの損失が極めて発生しづらくなります。

【低コストで海外への送金が可能になる。】
通常の場合、外貨を両替する際は両替業者が必要でレートに応じて手数料が発生しますが、仮想通貨の送金はユーザー間で仲介者を必要せずに価値の交換が可能なので両替時の手数料を抑えて送金が可能になります。

​​ブロックチェーンのデメリット

【過去に「51%攻撃」があった】
「51% 攻撃」とは個人またはグループにより、ネットワーク全体の計算量の 51%(50% 以上)を支配し、改竄されたデータが正当化されてしまった事件のことです。発生する可能性は極めて低いですがブロックチェーンは分散型台帳なので本来であれば不正が発覚してしまうのですが全体の51%のデータを改竄したため不正データが正当化されてしまい約1,000万円の被害が報告されたことがあります。

【一度記録されたデータを削除することができない】
ブロックチェーン上では一度記録されたデータはチェーン上に繋がっていくので削除ができません。改竄できないのはメリットではありますが、逆手に取ると削除したい情報も消すことができないので必要ではない大切な個人情報などは注意が必要になります。

【スケーラビリティ問題】
ブロックチェーン技術において1つのブロックで管理できるトランザクション(データ)量には限りがあります。なので利用者が増えていくとシステム負荷が大きくなり手数料の増加や処理速度の低下が危惧されます。ビットコインはスケーラビリティ問題の解決に向けてビットコインキャッシュが誕生したそうです。

・ブロックチェーンでできること

ではブロックチェーンの技術を使うとどのようなことが出来るようになるのかを説明していきたいと思います。

仮想通貨の発行(暗号資産)

仮想通貨はブロックチェーンの技術を使用した代表的な活用例になります。
そもそも仮想通貨は私たちが現実世界で使用している法定通貨とは異なり、仮想(インターネット)の世界で使われている通貨になります。

法定通貨は紙幣や硬貨など形があるものですが、仮想通貨は物理的なモノとしての形がありません。ただ仮想通貨はブロックチェーン上で管理されている信頼性により法定通貨と変わらずに商品を購入したり貯蓄をすることを可能にしています。

製品のトラッキング

ブロックチェーンでは取引履歴の改竄が難しい特徴を活かして製品の製造元や生産者を管理するトラッキングにも活用されています。
ブランド品の価値を証明する時にも利用されており、偽物の商品を見抜くことができたり、中古のブランド品でも価値を証明することが可能になります。
チェーン上に過去のデータが残っていて偽装ができなくなるため製品の信頼性が担保できるようになります。

インターネット投票

今まで改竄のリスクなども含めて難しいとされていたインターネット投票でもブロックチェーンを使用すると実現可能になります。
海外での実施例によると投票場所まで直接行かなくても済む点や投票数の確認の手間などメリットが多く報告されており、投票率も改善されたとのことでした。
日本でもマイナンバーカードとブロックチェーンを活用し茨城県で実施実験が行われた実例があります。

NFT

ブロックチェーン技術はNFTにも活用されています。
NFTとは、代替不可能なモノの価値を証明するデジタルデータとなっており、ブロックチェーンの性質を使ったものになります。
NFTについては記事がまとめてありますので、合わせて下記の記事をご一読していただけますと幸いです。

【NFTとは?】初心者でも分かるNFT!簡単に解説!

・まとめ

この記事ではブロックチェーンについて解説いたしました。
ブロックチェーンとは世界中のネットワークにより分散的に管理されている、情報の改竄ができないセキュリティの確保されたネットワークになります。
ブロックチェーンの活用事例も増えており、これからどのような形でブロックチェーンが活用されていくか楽しみです。

また、弊社ではブロックチェーンを活用したビジネス展開サポートやマーケティング支援についても行っております。

ご相談やご不明点などありましたら、お気軽にお問い合わせフォームまたは下記のメールアドレスまでご連絡よろしくお願いいたします。

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